良い文章は接続詞が少ない

接続詞を多用するな。

接続詞を多く必要とするということは、時系列や因果関係などの文章の順やつながりがおかしいことが多い。

読みやすく美しい文章は結果的に接続詞が減る。

(現代人は)文法的の構造や論理の整頓と云うことに囚われ、叙述を理詰めに運ぼうとする結果、句と句との間、センテンスとセンテンスとの間が意味の上で繋がっていないと承知が出来ない。(略)ですから、「しかし」とか、「けれども」とか(略)云うような無駄な穴填めの言葉が多くなり、それだけ重厚味が減殺(げんさい)されるのであります。

谷崎潤一郎 『文章読本』

(接続詞を)節の初めに使った文章は、如何にも説話体的な親しみを増しますが、文章の格調を失わせます。

三島由紀夫 『文章読本』

ただし、接続詞を削りすぎて、読み手に行間を読ませるレベルまでになると、ポエムとしては良いかもしれないが、相手に伝えるための文章としてはよくない。

接続詞の削りすぎにも注意。必要な接続詞は使えばよい。

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